- 目元は皮膚が薄く皮脂も少ないため乾燥しやすく、乾燥による小じわが目立ちやすい
- クマには青クマ・茶クマ・黒クマがあり、原因が違うのでケアの方法も変わる
- いちばん大切なのは「こすらない」。アイクリームは薬指で少量をやさしくなじませる
目元が乾燥しやすく、小じわが目立ちやすい理由
目のまわりの皮膚は、顔のほかの部分と比べてとても薄く、皮脂を出す皮脂腺も少ないといわれています。そのため乾燥しやすく、うるおいが不足すると、目尻や目の下に細かいちりめん状の小じわが出やすくなります。
さらに目元は、まばたきや表情で一日に何度も動くうえ、目をこする、アイメイクを落とすときにこするなど、摩擦も受けやすい部分です。乾燥と摩擦が重なると、小じわやくすみが目立ちやすくなります。
乾燥による小じわと、表情じわ
目元のしわには、乾燥によってできる細かい小じわと、笑ったときにできる目尻のしわのように表情のくせや年齢による変化が関わるしわがあります。保湿で目立ちにくくできるのは、主に乾燥による小じわです。化粧品の中には、効能評価試験を行い「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表示しているものもあります。
深く刻まれたしわのケアには、シワを改善する効能が認められた医薬部外品(有効成分の例:純粋レチノール・ナイアシンアミド)という選択肢もあります。
クマの種類と見分け方
目の下のクマは、色や原因によって大きく3つに分けて説明されることが多いです。いくつかのタイプが重なっている場合もあります。
| 種類 | 見え方と主な原因 | 見分け方の目安 |
|---|---|---|
| 青クマ | 青黒く見える。皮膚が薄く、下の血管の色が透けて見える。寝不足・疲れ・冷えで目立ちやすい | 目尻を軽く横に引くと、色が少し薄くなる |
| 茶クマ | 茶色っぽくくすんで見える。こするなどの摩擦や紫外線による色素沈着が関わる | 皮膚を軽く引いても、色が皮膚と一緒に動く |
| 黒クマ | 目の下のふくらみやくぼみ、たるみによる影で黒っぽく見える | 鏡を持って上を向くと、影が薄くなる |
※見分け方はあくまで目安です。判断がつかない場合や気になる場合は、皮膚科で相談しましょう。
クマのタイプ別のケア
青クマ:めぐりと睡眠を意識する
青クマは、睡眠不足や疲れ、冷えなどで目立ちやすくなるといわれています。しっかり睡眠をとる、体を冷やさない、パソコンやスマートフォンを長時間見続けないなど、生活習慣を見直すことが基本です。蒸しタオルなどで目元を温めるのも、リラックスの方法として取り入れられています(熱すぎない温度で、こすらずにのせるだけにしましょう)。
茶クマ:こすらない・紫外線を防ぐ
茶クマは、摩擦や紫外線による色素沈着が関わっていると考えられています。目をこする、アイメイクをゴシゴシ落とすといった習慣を見直し、目元にも日焼け止めを塗りましょう。メラニンが原因の場合は、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」効能をもつ美白の医薬部外品を使う方法もあります(有効成分の例:ビタミンC誘導体)。花粉症などで目がかゆく、ついこすってしまう方は、かゆみそのものを眼科などで相談することも大切です。
黒クマ:保湿でふっくら、メイクで影をカバー
黒クマは、目の下のふくらみやたるみによる影が原因なので、スキンケアだけで変えるのはむずかしいタイプです。保湿で皮膚にうるおいを与え、乾燥による小じわを目立ちにくくしておくと、見た目の印象をととのえやすくなります。気になる場合は、明るい色のコンシーラーで影をやわらげるなど、メイクでカバーするのもひとつの方法です。
メイクでカバーするときの色の目安
一般に、青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系のコンシーラーがなじみやすいといわれています。厚く塗るとよれて小じわが目立つことがあるので、少量を指でやさしくなじませましょう。
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保湿ケアは、化粧水だけでなく乳液やクリームとの組み合わせも大切です。使用量や使う順番は、各商品の説明に従いましょう。
アイクリームの選び方と塗り方
選び方
目元専用のアイクリームは、目のまわりに使うことを想定して作られています。乾燥による小じわが気になる場合は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたものを選びましょう。顔用のクリームを目元に使う場合は、目のまわりに使えるかどうかを製品の説明で確認してください。
レチノールなど刺激を感じることがある成分は、目のまわりへの使い方が製品ごとに決められています。説明書をよく読み、赤みやヒリヒリ感が出たら使用を中止しましょう。
塗り方
- 化粧水・美容液のあと、乳液やクリームの前後など、製品の説明に書かれたタイミングで使う
- 米粒1つ分程度を目安に、少量を指先にとる(製品の使用量の目安があればそれに従う)
- 力が入りにくい薬指を使い、目の下・目尻に軽くトントンと置くようになじませる
- まつげのきわなど、目に入りやすい部分は避ける
- 引っぱったり、強く押したりしない
目元をこすらないための習慣
- アイメイクはポイントメイクリムーバーをコットンに含ませ、数秒なじませてからやさしくふき取る(クレンジングの種類と選び方)
- 洗顔後はタオルを押し当てて水分を取る
- 目がかゆいときもこすらず、原因に合わせて対処する
- 目元のマッサージは強く押したり引っぱったりしない
- 目元にも日焼け止めを塗り、サングラスや日傘も活用する(日焼け止めの選び方)
皮膚科・眼科に相談したいケース
まぶたが赤く腫れる、かゆみや湿疹が続く、片方の目元だけが急に腫れたり色が変わったりした、という場合は、化粧品でのケアを続けずに皮膚科や眼科を受診しましょう。目のまわりの湿疹は、化粧品やまつげ用品などが合わないことで起こる場合もあります。
よくある質問
- アイクリームは必ず必要ですか?
- 必須ではありません。顔用の乳液やクリームで目元の乾燥が気にならなければ、それで十分な場合もあります。目元だけ乾燥する、小じわが気になるという場合に取り入れるとよいでしょう。
- アイクリームは朝と夜、どちらに使えばいいですか?
- 製品によって異なります。朝晩使えるものが多いですが、レチノール配合のものなど夜の使用が案内されている製品もあるので、説明を確認しましょう。朝に使う場合は、そのあとメイクがよれないよう少量にします。
- クマはスキンケアだけで目立たなくなりますか?
- タイプによって異なります。青クマは生活習慣、茶クマはこすらないことや紫外線対策が中心です。黒クマのように、たるみやふくらみが原因のものはスキンケアだけでは変わりにくいため、メイクでのカバーや、専門の医療機関での相談も選択肢になります。