- コラーゲンは真皮の大部分を占め、肌のハリや弾力を支えるたんぱく質
- 化粧品のコラーゲンは真皮に届くのではなく、角層で水分を抱える保湿成分として働く
- ハリのケアは、保湿+紫外線対策+エイジングケア成分の組み合わせが基本
肌の中のコラーゲンの働き
コラーゲンは、人の体をつくるたんぱく質のおよそ3分の1を占める成分です。肌では、表皮の下にある真皮に多く存在し、網目状に張りめぐらされてクッションのように肌を支えています。この網目をエラスチンがつなぎとめ、すき間をヒアルロン酸などが満たすことで、肌のハリと弾力が保たれています。
真皮のコラーゲンは、年齢を重ねるにつれてつくられる量が減り、さらに紫外線(特にUVA)によるダメージで変性・減少していきます。これが、ハリの低下やシワ・たるみの大きな原因です。
化粧品に配合されるコラーゲンの種類
| 成分表示名の例 | 呼び名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水溶性コラーゲン | コラーゲン | 保水力が高く、肌表面にうるおいの膜をつくる |
| 加水分解コラーゲン | コラーゲンペプチド | 分子を小さくしたもの。角層になじみやすい |
| サクシノイルアテロコラーゲン | アテロコラーゲン | アレルギーの原因になりやすい部分を除き、加工したもの |
| (非加熱の)水溶性コラーゲン | 生コラーゲン | 熱を加えずに抽出し、本来の三重らせん構造を保ったもの。保水力が高い |
原料は、魚(マリンコラーゲン)や豚、牛などさまざまです。近年はアレルギーや宗教上の配慮から、魚由来のものや、遺伝子組換え技術でつくられた「ヒト型コラーゲン」も使われるようになっています。
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塗るコラーゲンは「保湿成分」
化粧品に配合されたコラーゲンは分子が大きく、真皮まで届いて肌のコラーゲンになるわけではありません。角層で水分を抱え込み、肌をしっとりやわらかく保つ保湿成分として働きます。うるおいで肌がふっくらすることで、乾燥による小ジワが目立ちにくくなる効果は期待できます。
管理人も以前、生コラーゲンをフリーズドライにした美容液を試したことがあります。セルベスト リポコラージュの体験談では、そのときの保湿感やハリ感を詳しく紹介しています。
真皮のコラーゲンを守るためにできること
1. 紫外線対策を毎日続ける
コラーゲンの減少にもっとも影響が大きいといわれるのが紫外線です。UVAは窓ガラスも通り抜けるため、季節や天気に関係なく日焼け止めを習慣にしましょう。
2. ハリ・シワケアの成分を取り入れる
肌のコラーゲンに着目した成分としては、ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなどがよく知られています。シワ改善の効能が認められた医薬部外品も選べるようになりました。
3. 生活習慣を整える
たんぱく質やビタミンCを含むバランスのよい食事、十分な睡眠、禁煙も、肌のコラーゲンを守るうえで大切です。
よくある質問
- コラーゲンを飲むと肌にいいのですか?
- 飲んだコラーゲンはアミノ酸やペプチドに分解されて吸収されます。コラーゲンペプチドについては肌の水分量などに関する研究があり、機能性表示食品として販売されている製品もあります。ただし効果の感じ方には個人差があり、スキンケアや紫外線対策の代わりになるものではありません。
- コラーゲン配合の化粧水と美容液、どちらがおすすめ?
- 保湿を目的にするなら、どちらでも構いません。乾燥が気になる方は、コラーゲンだけでなくセラミドや油分を含む美容液・クリームと組み合わせるのがおすすめです。
化粧品のコラーゲンは、肌を内側から増やすものではなく、角層をうるおす保湿成分です。ハリを守りたいなら、保湿に加えて紫外線対策とエイジングケア成分を組み合わせましょう。