- アルブチンは、ハイドロキノンにブドウ糖が結合した構造をもつ美白成分
- メラニンをつくる酵素「チロシナーゼ」の働きを抑え、シミ・そばかすを防ぐ
- ハイドロキノンより作用はおだやかで、安定性が高く続けやすい
アルブチンとは
アルブチンは、コケモモやウワウルシ、梨などの植物に含まれる天然の成分です。化学的にはハイドロキノンにブドウ糖(グルコース)が結合した構造をしています。
日本では1990年前後から医薬部外品の美白有効成分として使われており、長い使用実績のある成分のひとつです。薬用美白化粧品の成分表示では、有効成分として「アルブチン」と書かれています。
シミを防ぐ仕組み
紫外線を浴びると、肌の奥のメラノサイトでメラニンがつくられます。このとき中心的な役割を果たすのが、チロシナーゼという酵素です。アルブチンはチロシナーゼの働きを抑え、メラニンがつくられるのを防ぐことで、シミ・そばかすを予防します。
ハイドロキノンとの違い
| アルブチン | ハイドロキノン | |
|---|---|---|
| 働き | チロシナーゼを抑えてメラニン生成を防ぐ | チロシナーゼを強く抑えるほか、メラノサイトにも作用するといわれる |
| 作用の強さ | おだやか | 強い(「肌の漂白剤」と呼ばれることも) |
| 安定性 | 比較的安定していて扱いやすい | 光・熱・空気で変化しやすい |
| 刺激 | 少なめ | 赤み・かぶれが出ることがある |
| 主な入手先 | 薬用美白化粧品(医薬部外品) | 皮膚科の処方、一部の化粧品 |
ハイドロキノンは、かつて医師の処方が必要でしたが、2001年の規制緩和で化粧品にも配合できるようになりました。ただし、作用が強いぶん刺激が出やすく、使い方に注意が必要な成分です。当サイトではアンプルールやビーグレンなど、ハイドロキノン配合化粧品の体験談も紹介しています。
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α-アルブチンとは
一般的なアルブチン(β-アルブチン)とは、ブドウ糖の結合のしかたが異なるのが「α-アルブチン」です。チロシナーゼを抑える働きが強いといわれ、化粧品成分として配合されています。成分表示では「α-アルブチン」と書かれます。
美白化粧品を使うときの注意点
- 美白化粧品は、できたシミを消すものではなく「防ぐ」ためのもの。紫外線対策と一緒に続ける
- 使用中に赤み・かゆみ・刺激が出たら使用を中止する
- 肌の一部が白く抜ける(白斑)などの異常に気づいたら、すぐに使用を中止して皮膚科を受診する
2013年には、別の美白成分(ロドデノール)を配合した製品で白斑の被害が報告され、大規模な自主回収が行われました。美白成分に限らず、肌の変化に気づいたら早めに使用をやめることが大切です。
よくある質問
- アルブチンは敏感肌でも使えますか?
- ハイドロキノンに比べると刺激の少ない成分ですが、製品全体の処方によって相性は変わります。パッチテストをしてから使いましょう。
- ほかの美白成分と比べて、どれがいいのですか?
- 美白有効成分は、メラニンを抑える段階や仕組みがそれぞれ異なります。ビタミンC誘導体やトラネキサム酸なども含め、使用感や続けやすさで選ぶのがおすすめです。
アルブチンは、おだやかに働いて続けやすい美白有効成分です。シミ予防は毎日の積み重ねなので、紫外線対策とセットで、季節を問わず続けましょう。