レチノール(ビタミンA)とは?シワ改善の仕組みと正しい使い方

最終更新日:

エイジングケアの代表的な成分として、すっかり定番になった「レチノール」。2017年には、シワを改善する医薬部外品の有効成分としても認められました。働きと種類、刺激を抑えて続けるための使い方を紹介します。

この記事の目次
  1. レチノールとは
  2. シワを「改善」できる医薬部外品が登場
  3. レチノールの種類
  4. A反応(レチノイド反応)に注意
  5. 刺激を抑えて続けるための使い方
  6. よくある質問
この記事のポイント
  • レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーやハリに関わる働きが期待される成分
  • 「純粋レチノール」は、シワを改善する医薬部外品の有効成分として承認されている
  • 使い始めは赤み・皮むけ(A反応)が出ることがあるので、少量・低頻度から始める

レチノールとは

レチノールは、脂溶性ビタミンであるビタミンAの一種です。ビタミンAとその仲間は「レチノイド」と呼ばれ、皮膚科ではニキビや光老化の治療に使われるトレチノインなども含まれます。

化粧品に使われるレチノールは、肌の中でレチナール、レチノイン酸へと段階的に変化して働くと考えられています。表皮のターンオーバーを促してキメを整えたり、真皮でコラーゲンなどをつくる働きをサポートしたりすることで、シワやハリ不足、毛穴の目立ちなどのケアに使われています。

シワを「改善」できる医薬部外品が登場

以前、化粧品で表現できたのは「乾燥による小ジワを目立たなくする」までで、シワそのものを改善するとはいえませんでした。

この状況が変わったのが2017年です。純粋レチノールが、「シワを改善する」効能をもつ医薬部外品の有効成分として承認され、シワ改善をうたうクリームが発売されました。その後、ナイアシンアミドなどシワ改善の有効成分は少しずつ増え、今ではさまざまな価格帯で選べるようになっています。

レチノールの種類

成分表示名特徴
レチノール「純粋レチノール」とも呼ばれる。効果が期待できる一方、不安定で刺激も出やすい
パルミチン酸レチノール・酢酸レチノール脂肪酸と結合させて安定性を高めた誘導体。マイルドで初心者向き
レチナールレチノールより一段階レチノイン酸に近い形。少量で働きやすいといわれる
ヒドロキシピナコロンレチノアートレチノイン酸のエステル。刺激が出にくいとされ、海外で人気の成分
バクチオールレチノールではなく植物由来の成分。似た働きが研究されており、刺激が少ない代替成分として注目

スポンサーリンク

A反応(レチノイド反応)に注意

レチノールを使い始めた時期に、赤み、ヒリヒリ感、乾燥、皮むけが起こることがあります。これは「A反応(レチノイド反応)」と呼ばれ、肌が成分に慣れるまでの一時的な反応であることが多いとされています。

ただし、強い赤みやかゆみ、腫れが続く場合はかぶれの可能性もあります。無理に続けず使用を中止し、皮膚科に相談しましょう。

刺激を抑えて続けるための使い方

  • 夜に使う:レチノールは紫外線で分解されやすく、日中は肌も敏感になりやすいため、基本は夜のケアに
  • 少量・低頻度から:はじめは週2〜3回、米粒〜パール粒程度から。慣れてきたら毎晩に
  • 保湿をしっかり:保湿剤のあとに重ねる、または混ぜて使うと刺激を感じにくくなる
  • 目元・口元は様子を見ながら:皮膚の薄い部分は刺激が出やすいので量を控えめに
  • 翌朝は日焼け止めを必ず:紫外線対策をしないと、エイジングケアの意味が半減してしまう

なお、妊娠中・授乳中の方は、レチノイドを含む製品の使用を控えるか、医師に相談してから使うようにしましょう。

よくある質問

ビタミンC誘導体やピーリングと一緒に使えますか?
併用はできますが、刺激を感じやすくなります。慣れるまでは、ビタミンCは朝、レチノールは夜のように時間を分け、ピーリング(AHA・BHA)とは同じ日に使わないのが無難です。
どのくらいで効果を感じますか?
ターンオーバーやコラーゲンに関わる成分なので、数日で劇的に変わるものではありません。シワ改善の医薬部外品も、数か月単位で使い続けることを前提に評価されています。
まとめ

レチノールは、シワ・ハリ不足のケアで頼りになる成分です。夜に少量から始め、保湿と日焼け止めをセットにして、肌を慣らしながら続けていきましょう。

スポンサーリンク

この記事を書いた人:基礎化粧品ドットコム 管理人

40代・乾燥肌。トライアルセットを自分で購入して試し、使用感を正直にレビューしています。成分の記事は公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめています。運営者情報

Related化粧品成分辞典の関連記事

一覧を見る
TOP