この記事のポイント
- BGとグリセリンは代表的な保湿成分。BGはさっぱり、グリセリンはしっとり
- エタノールは清涼感や引き締め感を与えるが、乾燥肌・敏感肌には刺激になることも
- 成分表示は配合量の多い順。上位にある成分ほど使用感に影響しやすい
まず知っておきたい「成分表示のルール」
化粧品の成分表示は、配合量の多い順に書くことが決められています(配合量1%以下の成分は順不同)。化粧水なら、多くは「水」が先頭で、その次にBGやグリセリン、エタノールなどが続きます。つまり、上位の成分ほど使い心地に大きく影響します。
BG(1,3-ブチレングリコール)
BGは、石油や植物(サトウキビなど)から得られる多価アルコールの一種です。名前に「アルコール」とありますが、お酒のアルコール(エタノール)とは別物で、肌への刺激はとても少ない成分です。
- 保湿:さっぱりとした使用感でうるおいを与える
- 溶剤:植物エキスなどを抽出・溶かすときに使われる
- 防腐補助:菌が増えにくい環境をつくり、防腐剤を減らすのに役立つ
似た成分に、ペンチレングリコール、DPG(ジプロピレングリコール)、プロパンジオールなどがあります。
グリセリン
グリセリンは、油脂を分解したときに得られる成分で、肌にもともとある天然の保湿成分です。古くから使われてきた、もっとも代表的な保湿剤といえます。
- 保湿:水分を引き寄せて抱え込み、しっとりとした使用感を与える
- やわらかさ:肌をやわらかく保つ
- 温感:水と混ざるときに熱を出す性質があり、ホットクレンジングなどにも使われる
配合量が多いと、ややべたつきやもったり感が出ることがあります。
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エタノール
エタノールは、お酒にも含まれるアルコールです。化粧品では次のような目的で配合されます。
- 清涼感:蒸発するときに熱をうばい、ひんやり感を与える
- 収れん:肌を引き締め、皮脂をおさえる
- 溶剤・防腐補助:成分を溶かし、品質を保つ
さっぱり感が気持ちよい一方で、量が多いと肌の水分も一緒に蒸発させて乾燥を招いたり、赤みやヒリつきの原因になったりすることがあります。アルコールで肌が赤くなりやすい方は、成分表示の上位にエタノールがないもの、または「アルコールフリー(エタノールフリー)」の製品を選びましょう。
肌質別の選び方の目安
| 肌質 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 乾燥肌 | グリセリンが上位にある、しっとりタイプ。エタノールは少なめが安心 |
| 脂性肌 | BG中心のさっぱりタイプ。エタノール配合の清涼感も心地よい |
| 敏感肌 | エタノールフリーで、成分数が少なめのシンプルな処方 |
よくある質問
- 「アルコールフリー」ならBGも入っていない?
- 一般的に「アルコールフリー」はエタノール不使用という意味で、BGなどの多価アルコールは含まれていることがほとんどです。
- 石油由来の成分は肌に悪いのですか?
- 由来が石油か植物かで、精製された成分の安全性が大きく変わるわけではありません。由来よりも、肌に合うかどうかで判断しましょう。
まとめ
BGとグリセリンは保湿、エタノールは清涼感と引き締め。どれも化粧品に欠かせない基本成分です。成分表示の上位をチェックして、自分の肌質に合った使用感のものを選びましょう。