尿素の働きと使い方|かかと・ひじのケアと顔に使うときの注意

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かかとのガサガサやひじのざらつきのケアでよく見かける「尿素配合」。どんな成分で、どんなときに向いているのでしょうか。働きと注意点を知って、上手に使い分けましょう。

基礎化粧品を選ぶときは、まず肌の悩みと普段の使い心地を整理しましょう。化粧水や乳液の役割を知ると、自分に必要なお手入れを考えやすくなります。

この記事の目次
  1. 尿素とは
  2. 尿素の2つの働き
  3. 化粧品と医薬品の尿素
  4. 部位別の使い方
  5. 使うときの注意点
  6. 顔に尿素配合の化粧品を使うときは
  7. よくある質問
この記事のポイント
  • 尿素は角層にもともとある「天然保湿因子(NMF)」のひとつ。水分を抱え込み、肌をうるおす
  • かたくなった角質をやわらかくする働きもあり、かかと・ひじ・ひざなどのケアに向いている
  • 傷やひび割れ、炎症のある部分ではしみることがあるため避ける。顔には低濃度のものを選ぶ

尿素とは

尿素は、体の中でつくられる成分で、肌の角層にも「天然保湿因子(NMF)」のひとつとして存在しています。天然保湿因子とは、角層の細胞の中にあって水分をつかまえる成分の総称で、アミノ酸などとともに肌のうるおいを支えています。

化粧品や医薬品に配合される尿素は、工業的に合成されたものです。名前から気になる方もいるかもしれませんが、配合されているのは精製された成分です。化粧品の全成分表示では「尿素」と記載されます。

尿素の2つの働き

1.水分を抱え込んでうるおす

尿素は水になじみやすく、水分を抱え込む性質があります。角層に水分を与え、肌をうるおいのある状態に整えることが期待できます。

2.かたくなった角質をやわらかくする

尿素には、角質(角層をつくるたんぱく質)に働きかけて、かたくなった角質をやわらかくする性質があるといわれています。かかとやひじなど、角質が厚くなってごわつきやすい部分のケアに尿素配合のクリームがよく使われるのはこのためです。

成分主な役割向いている使い方
尿素うるおいを与え、かたい角質をやわらかくするかかと・ひじ・ひざのごわつき
ワセリン肌の表面に膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ乾燥部分の保護、唇、ひび割れしやすい部分の予防
セラミド角層の細胞のすき間をうめ、うるおいを保つ顔や全身の乾燥・肌荒れしやすい肌

化粧品と医薬品の尿素

尿素は、化粧品だけでなく、医薬部外品や医薬品のクリームにも配合されています。ドラッグストアでは、手指やかかと向けに、尿素を10%や20%ふくむ医薬品のクリームも見かけます。一般に濃度が高いほど角質をやわらかくする働きは強くなりますが、そのぶん刺激を感じやすくなることもあります。

医薬品には、使える部位や使ってはいけない部位、使用上の注意が決められています。購入するときは箱や添付文書を確認し、記載された使い方を守りましょう。わからないときは、薬剤師や登録販売者に相談すると安心です。医薬部外品と化粧品の違いは医薬部外品とはで紹介しています。

保湿ケアは、化粧水だけでなく乳液やクリームとの組み合わせも大切です。使用量や使う順番は、各商品の説明に従いましょう。

部位別の使い方

かかと

かかとは皮脂腺がなく、体重もかかるため、角質が厚くなりやすい部分です。入浴後、肌がやわらかくなっているうちに尿素配合のクリームを塗りましょう。塗ったあとに靴下をはくと、クリームがなじみやすく、床にもつきにくくなります。

ひじ・ひざ

ひじやひざは、机につく、床に座るなどの摩擦で角質がごわつきやすい部分です。保湿とあわせて、ひじをつく・こすれる習慣を見直すことも大切です。

手

水仕事が多く、手指がかさつく場合にも尿素配合のハンドクリームが使われます。ただし、指先のひび割れやあかぎれがある場合はしみることがあるため、その部分は避けましょう。

体全体

すね・腕など、粉をふくような乾燥には、尿素配合のボディローションや乳液も選択肢になります(秋から冬の乾燥・かゆみ対策)。

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使うときの注意点

  • 傷・ひび割れ・赤みのある部分には使わない:しみたり、ひりひりしたりすることがある
  • 目のまわりや唇、粘膜は避ける
  • かゆみや赤みが出たら使用を中止する
  • 顔には顔用の製品を:顔の皮膚は体より薄いため、ボディやかかと用の高濃度のものを顔に使うのは避ける
  • ごわつきが落ち着いたら保湿中心のケアに:必要以上に角質をやわらかくしないよう、状態を見て、ワセリンやセラミド配合の保湿剤に切り替える考え方もある

かかとのひび割れが深く出血している、強いかゆみや湿疹がある、厚くなった角質が黄色っぽく変色しているといった場合は、皮膚の病気が関係していることもあります。セルフケアを続けず、皮膚科を受診しましょう。

顔に尿素配合の化粧品を使うときは

顔用の化粧水や乳液にも、保湿成分として尿素が低濃度で配合されていることがあります。ごわつきやざらつきが気になるときの選択肢になりますが、肌が敏感になっているときや、ニキビ・肌荒れで赤みがあるときは刺激を感じやすいので注意しましょう。初めて使うときは、腕の内側など目立たない部分で試してから使うと安心です。

顔のごわつきやくすみが気になる場合は、角質ケアの考え方も参考にしてください(くすみの原因と対策、夏の毛穴・角質ケア)。

よくある質問

尿素クリームを塗るとしみるのはなぜですか?
小さな傷やひび割れがあったり、肌のバリア機能が低下していたりすると、刺激を感じることがあります。しみる場合はその部分への使用をやめ、ワセリンなど刺激の少ない保湿剤で保護しましょう。
尿素とワセリンはどう使い分ければいいですか?
角質がかたくごわついている部分には尿素、ひび割れしやすい部分の保護や、刺激を避けたいときにはワセリン、という使い分けが一般的です。尿素でやわらかくしたあとにワセリンを重ねる方法もあります。
毎日使っても大丈夫ですか?
製品の使い方に従って使えば、毎日のケアに取り入れられます。ごわつきが落ち着いたら、塗る回数を減らしたり、保湿中心の製品に切り替えたりして、肌の状態に合わせて調整しましょう。
まとめ

尿素は、肌にうるおいを与えながら、かたくなった角質をやわらかくする成分です。かかと・ひじ・ひざなどのごわつきに向いていますが、傷やひび割れ、赤みのある部分ではしみることがあるため避けましょう。顔には顔用の低濃度の製品を選び、医薬品は記載された使い方を守ることが大切です。乾燥肌全体のケアは乾燥肌の原因と対策もあわせてご覧ください。

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初めて使う基礎化粧品は、トライアルセットで少量から試す方法もあります。肌質や使い心地を確かめながら選びましょう。

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この記事を書いた人:基礎化粧品ドットコム 管理人

40代・乾燥肌。トライアルセットを自分で購入して試し、使用感を正直にレビューしています。成分の記事は公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめています。運営者情報

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