パンテノール(プロビタミンB5)の働き|保湿・肌荒れ防止とヘアケアでの役割

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化粧水やクリーム、シャンプーの成分表示でよく見かける「パンテノール」。目立たない成分ですが、保湿や肌荒れ防止を目的に幅広いアイテムに配合されています。どんな成分なのか、やさしく解説します。

基礎化粧品を選ぶときは、まず肌の悩みと普段の使い心地を整理しましょう。化粧水や乳液の役割を知ると、自分に必要なお手入れを考えやすくなります。

この記事の目次
  1. パンテノールとは
  2. 肌に対する主な働き
  3. ヘアケアでの役割
  4. パンテノールが配合されていることが多いアイテム
  5. 使うときの注意点
  6. よくある質問
この記事のポイント
  • パンテノールは、肌や髪の中でビタミンB5(パントテン酸)に変わることから「プロビタミンB5」と呼ばれる
  • 水分を抱え込む性質があり、保湿や肌荒れ防止を目的に、スキンケア・ヘアケアの両方で使われる
  • 刺激が少ない成分とされ、ほかの保湿成分と組み合わせやすい。合わないと感じたら使用を中止する

パンテノールとは

パンテノールは、ビタミンB群のひとつであるパントテン酸(ビタミンB5)の仲間の成分です。肌や髪に塗ると、中でパントテン酸に変わると考えられていることから、「プロビタミンB5(ビタミンB5のもと)」とも呼ばれます。

そのままの状態では、とろみのある透明な液体で、水によく溶けます。においや色がほとんどなく、ほかの成分ともなじみやすいため、化粧水・乳液・クリーム・美容液から、シャンプー・コンディショナー、リップクリーム、ベビー用品まで、さまざまな製品に配合されています。

表示名の見分け方

化粧品の全成分表示では「パンテノール」と記載されます。医薬部外品では、同じ成分が「D-パントテニルアルコール」などの名前で表示されることがあります。名前が違っても、どちらもプロビタミンB5を指していると考えてよいでしょう。医薬部外品の表示のルールは医薬部外品とはで紹介しています。

肌に対する主な働き

うるおいを与える

パンテノールは、水分を抱え込む性質(保湿性)をもつ成分です。グリセリンやヒアルロン酸と同じように、肌の表面の角層にうるおいを与え、しっとりとした状態に整えることを目的に配合されます。

肌荒れを防ぐ

パンテノールは、乾燥などによる肌荒れを防ぐ目的でもよく使われています。肌のバリア機能(外からの刺激を防ぎ、水分の蒸発を抑える働き)を支える成分として研究されてきた経緯もあり、乾燥しやすい肌や、ゆらぎやすい肌向けの製品に配合されていることが多い成分です。

ただし、パンテノールだけで肌荒れがすぐに落ち着くわけではありません。洗いすぎを避ける、セラミドなどの保湿成分と組み合わせて保湿を続けるなど、スキンケア全体を見直すことが大切です。

成分主な役割特徴
パンテノール保湿、肌荒れ防止刺激が少なく、スキンケアとヘアケアの両方で使われる
ナイアシンアミド肌荒れ防止、医薬部外品ではシワ改善・美白同じビタミンB群(ビタミンB3)の仲間
グリチルリチン酸2K肌荒れ防止(医薬部外品の有効成分)甘草由来。ニキビ・肌荒れ用の製品に多い

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ヘアケアでの役割

パンテノールは、シャンプーやコンディショナー、トリートメントにも広く使われています。髪にうるおいを与え、乾燥してパサついた髪をしなやかに整えたり、ツヤを与えたりすることを目的に配合されています。

頭皮も顔と同じ皮膚なので、頭皮の乾燥が気になる方向けのシャンプーや頭皮用ローションに配合されていることもあります。ヘアケアの成分表示を見るときにも覚えておくと便利な成分です。

保湿ケアは、化粧水だけでなく乳液やクリームとの組み合わせも大切です。使用量や使う順番は、各商品の説明に従いましょう。

パンテノールが配合されていることが多いアイテム

  • 化粧水・ミスト:水によく溶けるため、さっぱりした化粧水にも配合しやすい
  • 乳液・クリーム:乾燥肌・敏感肌向けの保湿クリームによく見られる
  • リップクリーム:荒れやすい唇の保湿に(唇の乾燥・荒れ対策)
  • シャンプー・コンディショナー:髪のうるおいとまとまりのために
  • ベビー用・ボディ用の保湿剤:刺激の少なさから、家族で使う製品にも

使うときの注意点

パンテノールは、一般に刺激が少ない成分とされています。とはいえ、どんな成分でも肌に合わない人がいる可能性はあります。使い始めにかゆみ・赤み・ヒリヒリ感が出た場合は使用を中止しましょう。肌が敏感な方は、新しい化粧品を腕の内側など目立たない部分で試してから使うと安心です(敏感肌のスキンケア)。

また、「パンテノール配合」と書かれていても、配合量は製品によってさまざまです。全成分表示は配合量の多い順に並ぶのが原則(1%以下の成分は順不同)なので、保湿を重視したい場合は、ほかにどんな保湿成分が入っているかもあわせて見てみましょう。

赤みやかゆみが長く続く、湿疹やただれがある、といった場合は、化粧品でのケアを続けず皮膚科を受診してください。

よくある質問

パンテノールとパントテン酸は同じものですか?
同じ仲間の成分ですが、まったく同じではありません。パンテノールは、肌や髪の中でパントテン酸(ビタミンB5)に変わると考えられている「もと」の成分です。化粧品には、安定して配合しやすいパンテノールが使われることが多いです。
ほかの成分と一緒に使っても大丈夫ですか?
パンテノールは、ヒアルロン酸・セラミド・ナイアシンアミドなど、多くの成分と組み合わせて配合されています。一般的なスキンケアで、組み合わせを特に気にする必要はないとされています。
敏感肌でも使えますか?
刺激が少ない成分とされ、敏感肌向けの製品にもよく配合されています。ただし、肌に合うかどうかは製品全体の成分や使い方にもよるため、気になる場合は少量から試しましょう。
まとめ

パンテノールは、肌や髪の中でビタミンB5に変わる「プロビタミンB5」です。うるおいを与え、肌荒れを防ぐ目的で、スキンケアからヘアケアまで幅広く使われています。刺激が少なく、ほかの保湿成分と組み合わせやすいのも特徴です。乾燥しやすい季節のケアは乾燥肌の原因と対策もあわせてご覧ください。

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初めて使う基礎化粧品は、トライアルセットで少量から試す方法もあります。肌質や使い心地を確かめながら選びましょう。

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この記事を書いた人:基礎化粧品ドットコム 管理人

40代・乾燥肌。トライアルセットを自分で購入して試し、使用感を正直にレビューしています。成分の記事は公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめています。運営者情報

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