トラネキサム酸とは?シミ・肝斑への働きと使い方

最終更新日:

美白化粧品でよく見かける「トラネキサム酸」は、もともと止血や炎症を抑える医薬品として使われてきた成分です。シミ、とくに肝斑のケアで注目される理由と、使うときの注意点を紹介します。

この記事の目次
  1. トラネキサム酸とは
  2. シミを防ぐ仕組み
  3. 肝斑とトラネキサム酸
  4. トラネキサム酸化粧品の選び方
  5. よくある質問
この記事のポイント
  • トラネキサム酸は、メラニンをつくる指令を出す物質の働きを抑えると考えられている美白有効成分
  • 肝斑の改善を目的とした内服薬(医薬品)も市販されている
  • 化粧品の美白は「シミ・そばかすを防ぐ」予防が目的。できてしまったシミは皮膚科への相談も選択肢に

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸は、アミノ酸の一種からつくられた成分です。体の中で「プラスミン」という物質の働きを抑える作用があり、医療の現場では止血剤や、のどの腫れ・痛みなどを抑える抗炎症剤として長く使われてきました。

その後、シミの原因となるメラニンの生成にも関わることがわかり、2000年代に入って医薬部外品の美白有効成分として承認されました。現在は多くの薬用美白化粧品に配合されています。

シミを防ぐ仕組み

肌が紫外線を浴びると、表皮の細胞から「メラニンをつくれ」という情報伝達物質が出され、メラノサイト(色素細胞)がメラニンをつくり始めます。トラネキサム酸は、プラスミンの働きを抑えることで、この指令が出される流れをブロックし、メラニンの生成を抑えると考えられています。

また、肌荒れを防ぐ有効成分としても使われており、美白と肌荒れ防止の両方を目的にした薬用化粧品も多くあります。

スポンサーリンク

肝斑とトラネキサム酸

肝斑(かんぱん)は、30〜40代の女性に多く見られるシミの一種で、両頬の高い位置などに左右対称にもやっと広がるのが特徴です。女性ホルモンや紫外線、こすりすぎなどの摩擦が関係すると考えられています。

肝斑に対しては、トラネキサム酸を有効成分とする内服薬(第1類医薬品)がドラッグストアなどで販売されており、薬剤師の説明を受けて購入できます。皮膚科でも内服薬が処方されることがあります。

塗る(薬用化粧品)飲む(医薬品)
分類医薬部外品医薬品(第1類医薬品・処方薬)
目的メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ/肌荒れを防ぐ肝斑の改善
注意点かぶれ・赤みが出たら使用を中止血栓のリスクがある方などは服用できない場合がある。必ず医師・薬剤師に相談

トラネキサム酸化粧品の選び方

  • パッケージに「医薬部外品」「薬用」の表示があり、有効成分に「トラネキサム酸」と書かれているものを選ぶ
  • 美白ケアは一年中。夏だけでなく季節を問わず続ける
  • 肝斑が気になる方は、こすらないスキンケア(コットンでの強いパッティングやマッサージを避ける)を意識する
  • 日焼け止めと必ずセットで

よくある質問

トラネキサム酸の化粧品で、今あるシミは消えますか?
医薬部外品の美白効果は「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」ことです。すでにできたシミを消すものではないため、濃いシミが気になる場合は皮膚科で相談しましょう。
ほかの美白成分と一緒に使ってもいいですか?
働く仕組みが異なる成分(ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなど)と組み合わせて使う方も多くいます。ただし、刺激を感じたら使うアイテムを減らしましょう。
まとめ

トラネキサム酸は、シミ予防と肌荒れ防止の両方に使われる美白有効成分です。肝斑が気になる方は、内服薬という選択肢もありますが、必ず医師・薬剤師に相談してから使いましょう。

スポンサーリンク

この記事を書いた人:基礎化粧品ドットコム 管理人

40代・乾燥肌。トライアルセットを自分で購入して試し、使用感を正直にレビューしています。成分の記事は公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめています。運営者情報

Related化粧品成分辞典の関連記事

一覧を見る
TOP