この記事のポイント
- プラチナナノコロイドは、白金を数ナノメートルの粒子にして液体に分散させたもの
- 自分は変化せずに反応を進める「触媒」として、活性酸素を消去する働きが研究されている
- 研究の多くは試験管レベル。過度な宣伝文句には注意し、総合的な処方で選ぶ
プラチナナノコロイドとは
プラチナ(白金)は、アクセサリーでおなじみの貴金属です。さびにくく、体の中でも反応しにくい安定した金属で、医療分野ではペースメーカーの電極などにも使われています。
このプラチナを、髪の毛の太さの数万分の一ほどのナノサイズの粒子にして、水などに均一に分散させた液体がプラチナナノコロイドです。化粧品の成分表示では「白金」と書かれます。
期待されている働き:抗酸化
プラチナには、自分自身は変化せずに化学反応を進める触媒としての性質があります。自動車の排ガスをきれいにする装置にも使われているのはこのためです。
プラチナナノコロイドは、この触媒作用によって活性酸素を消去する働きがあると研究されています。ビタミンCなどの抗酸化成分は、活性酸素と反応すると自分自身が消費されてしまいますが、触媒であるプラチナは理論上くり返し働けるとされ、「持続型の抗酸化成分」として化粧品に配合されるようになりました。
スポンサーリンク
選ぶときに知っておきたいこと
- プラチナナノコロイドの抗酸化に関する研究は、試験管内での実験が中心です。肌での効果の感じ方には個人差があります
- 「若返る」「シワが消える」といった表現は、化粧品では認められていない誇大な表現です
- 配合量が少なくても「プラチナ配合」と表示できるため、名前だけでなく、保湿成分など製品全体の処方を確認しましょう
- 金属アレルギーの方は、念のためパッチテストをしてから使うと安心です
ナノ化粧品の安全性は?
ナノ粒子は小さいぶん体内に入り込むのではと心配する声もあります。化粧品に使われるナノ素材は、各国で安全性の評価が進められており、健康な肌であれば角層より奥へは入りにくいと考えられています。気になる方は、メーカーの公開している安全性情報を確認してみてください。
よくある質問
- プラチナ入りの化粧品は値段が高いほど効果があるのですか?
- 価格はブランドや処方全体で決まるもので、プラチナの配合量や効果と必ずしも比例しません。使用感や続けやすさも含めて選びましょう。
- ほかの抗酸化成分と比べてどうですか?
- 抗酸化成分にはそれぞれ得意分野があります。フラーレンやアスタキサンチン、ビタミンC誘導体などの記事もあわせて参考にしてください。
まとめ
プラチナナノコロイドは、触媒としての抗酸化作用が期待される成分です。宣伝文句に惑わされず、保湿や紫外線対策を基本にしたうえでの「プラスアルファ」として取り入れましょう。