この記事のポイント
- スクワレンは皮脂にも含まれる成分。これに水素を加えて酸化しにくくしたものがスクワラン
- 原料はサメの肝油、オリーブ、サトウキビなど。品質の差は小さく、精製度が大切
- 軽い使い心地で肌なじみがよく、乾燥肌から脂性肌まで使いやすい
スクワレンとスクワランの違い
スクワレンは、人の皮脂の約10%を占める成分で、肌をやわらかく保ち、水分の蒸発を防ぐ役割をしています。もともとは深海ザメの肝油に多く含まれることで知られ、オリーブ油などの植物にも含まれています。
ただしスクワレンは非常に酸化しやすく、そのままでは化粧品原料として扱いにくいという弱点があります。そこで、スクワレンに水素を加えて(水素添加して)安定させたものがスクワランです。
| スクワレン | スクワラン | |
|---|---|---|
| 存在 | 人の皮脂、サメ肝油、オリーブ油など | スクワレンを加工してつくる |
| 酸化しやすさ | 非常に酸化しやすい | 酸化しにくく安定 |
| 主な用途 | サプリメントなど | 化粧品・医薬品の基剤 |
原料による違い
スクワランの原料は、主に次の3つです。
- サメ由来:深海ザメの肝油から。古くから使われてきた原料
- オリーブ由来:オリーブ油の精製過程で得られる成分から。「植物性スクワラン」として人気
- サトウキビ由来:サトウキビの糖を発酵させてつくる。資源保護の観点から注目されている
どの原料でも、精製されたスクワランは同じ物質なので、肌での働きに大きな差はありません。最近は、サメの資源保護や動物由来を避けたいという考えから、植物由来を選ぶメーカーが増えています。
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スクワランの働き
- 肌表面に薄い油膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ(エモリエント効果)
- 皮脂に近い成分なので肌なじみがよく、べたつきにくい
- 酸化しにくく、刺激が少ない
- 髪や爪、ボディなど全身に使える
スクワランオイルの使い方
化粧水のあとに1〜2滴
基本は、化粧水や美容液のあとに1〜2滴を手のひらで温めてから顔全体に広げます。乳液やクリームの代わりに使うこともできます。
乳液・クリームに混ぜる
いつもの乳液やクリームに1滴混ぜると、伸びがよくなり、しっとり感がプラスされます。乾燥が気になる季節におすすめです。
洗顔前のオイルマッサージ
小鼻のざらつきが気になるときは、乾いた肌にオイルをなじませてくるくるとマッサージし、そのまま洗顔料で洗い流す方法もあります。こすりすぎには注意しましょう。
よくある質問
- ニキビ肌でも使えますか?
- スクワランは比較的ニキビの原因になりにくいオイルとされていますが、塗りすぎると毛穴詰まりにつながることも。少量から試しましょう。
- 「スクワラン」と「スクワレン」、化粧品にはどちらが入っているのがよい?
- スキンケア化粧品には、安定したスクワランが使われるのが一般的です。成分表示に「スクワラン」とあれば問題ありません。
まとめ
スクワランは、肌の皮脂に近く、軽い使い心地で使いやすい保湿オイルです。いつものスキンケアに1滴足すだけでも、乾燥対策の心強い味方になります。