ウコンとは ~ウコンの種類・効能~

減量、関節炎、アルツハイマー病、がん・・・ウコンは万能なのかもしれないですね

最近、お酒を飲む人だけでなく、ダイエットや老化防止のためにもウコンが注目されていますね。

ウコンは弱った肝臓の働きを回復させる成分クルクミンを含む、ショウガ科に属する多年草植物で、世界にはさまざまな種類のウコンが存在しています。
寒さに弱いため日本では、国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されていますが、もともとウコンは熱帯アジアの太陽が育てた植物だそうです。

ウコンは日本でも古くから知られていて、邪馬台国では、女王卑弥呼が薬としても愛用し、中国の王にもこれを献上したといわれています。さらに江戸時代になると、八代将軍吉宗が、朝鮮人参と共にうこんの栽培に挑戦し、広く海外と交易をしていた琉球王国を通じて、薩摩、境という経路で各地に広まったそうです。

琉球王朝時代から独自の文化を築いてきた沖縄では、ウコンは「うっちん(鬱金)」と方言で呼ばれ受け継がれ、ウコンには肝臓を強くする働きがあるとされ、お茶として飲用したり、料理に入れるなどして、古くから民間薬草として利用されてきたそうです。

ウコンの種類

日本でよく利用されているものは、秋ウコン、春ウコン、紫ウコン、白ウコンなどです。
特に秋ウコンと春ウコンが有名ですね。

秋ウコンは、7月から8月に花を咲かせ、弱った肝臓の働きを回復させる成分クルクミンを豊富に含んでいます。
食用(カレー粉やたくあんなどの着色料の原料)として使われるほか、衣服の染料などにも利用されます。

春ウコンは4月から5月にピンク色の花を咲かせ、その正式名称を「キョウオウ」といい、古来から薬用として使われてきました。
肝臓を始めとした病気への効果があり、薬用として使われるのは根茎部分で、外側が白っぽく、切ると、切り口は黄色をしています。
そのまま口に入れると、舌が強い苦味と辛さがある為、食用には不向きなのでもっぱら薬用として使われています。

  秋ウコン 春ウコン
クルクミン 3.6% 0.3%
精油成分 1.0% 6.0%
ミネラル 0.8% 6.0%


でも ウコンっていうと、どうしても酒飲みの人のためのサプリメントというイメージがありますよね。。

実際、ウコンを摂取してから飲みに出かけたり、焼酎をウコン割りで飲んだりすると、酔いにくくなるし、二日酔いもなくなる って話もよく耳にします。

私はあまりお酒を飲まないし、カレーにも含まれているしウコンのサプリメントは必要ないかなぁ などと考えてましたが、興味深いニュースを見つけました。


【izaより引用】

「減量」「関節炎」「アルツハイマー病」「がん」…ウコンは万能?

専門誌「関節炎とリウマチ」に、カレーに含まれるウコンの効能に関する研究結果が 発表された。カンザス大の研究者ジャネット・ファンクさんらが、関節炎を起こすよう育てた
マウスにウコンを注射したところ、症状がまったくでなかった。

ミルウォーキー郊外に住むダーシー・ジェーンさん(55)は、野菜たっぷりカレーが中心のインド料理教室に通い、週1、2回、インド料理を食すようにしたところ、悩みだった関節の炎症、 はれがなくなった。ジェーンさんは夜中に空腹感を覚えなくなり、90キロに近かった体重の 23キロの減量に成功したという。

カレーのスパイスの1つであるウコンにはこのほか、さまざまな効用があると指摘されており、 その1つにアルツハイマー病の予防がある。
カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究者グレゴリー・コールさんは「インド人のアルツハイマー病リスクは米国人の4分の1」と指摘する。

また、テキサス大アンダーソンがんセンターのバラット・アガーワルさんの動物実験では、 ウコンの色素のクルクミンが乳がんの転移を防いだ。
疫学調査では、ウコンが前立腺(せん)や大腸がんの予防にも効果があることが示されている。

コールさんら専門家によると、ウコンがどのように体に働きかけるのかは分からないことが多く、
解明にはなお時間と多額の研究資金が必要。


減量、関節炎、アルツハイマー病、がんにまで効果があるということになれば、ウコンが大ブレイクする可能性もありますね。
是非、今後の研究でウコンの具体的な作用の解明をしてもらいたいなぁ( ̄- ̄)

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