美白成分「ロドデノール」の白斑問題について

10月も終わりに近づき、乾燥する季節の到来ですね・・・

この季節は、美白対策よりも乾燥対策に保湿系の基礎化粧品を使う方が
多いのではないかと思いますが、カネボウ化粧品の白斑問題が大きな話題に
なっていますので、今日はロドデノールについてご紹介したいと思います。

ロドデノールは白樺の樹皮などに多く含まれている成分だそうで、
それを元にカネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分です。
高いメラニン生成抑制効果があるということで、カネボウ化粧品と
関連会社のリサージ、エキップの美白化粧品に配合されていました。

ところが、この成分には皮膚がまだらに白くなる症状(白斑)との
関連性が懸念されるいうことで、「カネボウブランシール スペリア」
「suisai」、「トワニー」、「インプレス」、「アクアリーフ」、
「リサージ」、「RMK」、「SUQQU」の8ブランド54製品を自主回収しました。


私も昔、RMKを使っていたことがありますが、怖いですね・・・


このニュースによって美白化粧品自体を敬遠する人も多いかと思います。
というわけで、私が過去に使用した美白化粧品の安全性について調べてみました。


【資生堂 エリクシールホワイト】

ブランシールとエリクシールってちょっと名前が似ていますが・・・
もちろん資生堂の美白化粧品にはロドデノールは含まれていません。
美白有効成分「m-トラネキサム酸」をはじめとした、独自設計の
「透明純化ケア」で、にごりのない、透明純度の高い肌へと導くことを
コンセプトにした安心して使用できる美白化粧品です。


【三省製薬 デルメッド(DERMED)】

デルメッドは「ピュールブラン」をはじめ、美白ブームのきっかけとなった
「プラセンタエキス」、世界中で高い評価を受ける「コウジ酸」を配合した
製薬会社の美白化粧品です。
ピュールブランが原因で白斑症状が起こった事例も無いようですので、
こちらも安心して使えそうですね。。


【アンプルール ラグジュアリーホワイト】

強い美白効果がある代わりに副作用も強そうなイメージのある
ハイドロキノンを配合した美白化粧品です。
ロドデノールなど多くのメラニンを抑制する成分とは違い、
シミを薄くする淡色効果があるのが特徴ですね。
アンプルールの美容液に配合されるハイドロキノンの濃度は2.5%で
1%~2.5%の濃度のハイドロキノンを、さらにBCDACという成分と合成して
安定させた「新安定型ハイドロキノン」を使用しており、お肌への刺激や
負担が少なく工夫されているのが特徴です。
ちなみにハイドロキノンの濃度が4%以下で配合されている市販の基礎化粧品でも
白斑症状の事例は無いようです。

上記のように、カネボウと関連会社以外の美白化粧品は安全かなぁと考えていましたが、
2013年9月10日に、カネボウ以外の9社15製品で計16人の白斑の被害が、メーカー側から
厚労省に報告されたというニュースがありました・・・

会社名や商品名は原因を調査した上で公表するとのことで、まだまだ予断を許さない
状況ではありそうですね・・・

白斑について過敏になっているだけなのか、ロドデノール以外にも白斑を引き起こす
成分があるのか!?今後のニュースにも注目していきたいと思っています。。