パラベンとは

パラベンとはパラオキシベンゾエート(パラオキシ安息香酸エステル)の略称で、ほとんどの化粧品関係に含まれているのではないでしょうか?
薬事法で「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」として表示が義務づけられているため、医薬部外品などの化粧品でも表記はされています。
ただ、この表示指定成分というのも、20年以上前に定められたもので、現在はパラベンもそのときよりもどんどん改良されているでしょうし、あまり鵜呑みにするのはどうかと思います。

パラベンは、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルパラベンと5種類あります。ブチル・プロピル・エチル・メチルの順に防腐剤としての効果が高いそうですが、肌への負担も大きいので、化粧品ではエチル・メチルが主に使われているそうです。
メチルパラベンは食品保存料として使われているものですし、安心のようです。
エチル、ブチル、プロピルは、環境ホルモン物質の疑いがあり、これが体内のホルモンと結びつくと、ホルモンバランスをくずす可能性があるそうです。(ホントか!?)
パラベンには肌への効能はなく、防腐剤の役割をはたすのですが、パラベンが原因で皮膚障害(アレルギー)を起こすという人がたまにいるようです。ただ、今ではパラベンによってアレルギーを起こす人は約0.3%程度らしいので、そんなに気にする必要はないように思います。

結局、パラベンが入っていない化粧品にも、別のわけのわからない防腐剤が入っていると思うので、パラベン無配合をアピールした化粧品は余計怖いように思います。
もしも本当に何も防腐剤が入っていない化粧品ならば、顔に塗って睡眠中に顔の上で腐ってしまってるんじゃないかと、心配で眠れないっす(冷汗)
まぁそのような商品にもキャリーオーバーで、あらかじめ各原料に「原料を安定させる目的」で配合されているのが実情のようですが。。(これは成分表示の対象外になります)

今日の教訓:
パラベンが入っていないからって安全なわけじゃない!