グリチルリチン酸とは

グリチルリチン酸ジカリウム・グリチルリチン酸2Kの効果・効能についてご紹介します。

化粧品の成分を注意してみてみると、名前は聞いたことあるけど、どんな役割を担っている成分なのかわからないものって結構ありますよね?

今回はよく耳にするけど知らなかった成分、グリチルリチン酸について調べてみました。

グリチルリチン酸とは甘草(カンゾウ)の根茎または根から抽出したグリチルリチン酸水溶液を酸性にして得られる白色~微黄色の結晶性の粉末で、無臭、特有の甘みがあるそうです。
甘い草と書いてカンゾウなので、いかにも甘そうなネーミングですね(⌒ь⌒)

マメ科の植物「甘草」の根は、4千年前から貴重な生薬として珍重されてきました。
現在でも、風邪の初期症状に処方されるなじみのある「葛根湯」をはじめ、多くの漢方製剤に配合されているポピュラーな生薬の一つです。

外用薬として急性や慢性の皮膚炎に対して効果を持っており、速効性はあまり期待できないそうですが、連続使用しても副作用はほとんどなく、石鹸、歯磨、シャンプー、メイクアップなど様々な化粧品使われているそうです。

甘草自体は咳などを抑える薬効がある生薬で甘味料として食品添加物にも使われているそうですよ。
絶対一度は口にしてるはずです!

カンゾウ根エキス配合などと記してある化粧品には、このグリチルリチン酸が含まれているということなんですね。
でも、化粧品でよく見かけるのは、「グリチルリチン酸ジカリウム」とか「グリチルリチン酸2K」などと表記されている成分ではないでしょうか?

この「グリチルリチン酸ジカリウム」と「グリチルリチン酸2K」は成分としては同じ(呼び名だけ違う)ようで、グリチルリチン酸は水に溶けにくいため、グリチルリチンをカリウム塩の形にした水溶性のグリチルリチンの誘導体とのことです。

つまりは、化粧水などに配合しやすいように改良されたグリチルリチン酸って感じでしょうか。。

具体的な肌への効果としては、炎症を抑え、肌荒れやニキビを予防することが期待できますので幅広く利用されている理由もわかる気がしますね。

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